オープンしてから9か月ほどのイタリアンのお店です。イタリアンなのに和食、和食なのにイタリアン。四季折々の日本の素材を用いながら、イタリア料理のフィルターを通してオリジナルの料理を楽しむことができるお店です。
お店の行き方
銀座コリドー街の近く、1本裏に入った路地にあります。最寄り駅は銀座ですが、日比谷・有楽町からも近いです(最寄り出口:銀座C2・C3)。
お店の雰囲気・雑感
13:45到着。
第一印象は「ちょっとおしゃれなラーメン屋さん?」店名もひらがなだし、
やたら大きいちょうちんはあるし。
「どれどれ、どんなメニューかな?」と思って表に出ているメニューを見たら、これがびっくりイタリアン。驚きとともに興味が沸いて、いざ入店。
入るとまずでっかい窯がお出迎え。「そう言えば、メニューに『薪窯焼きランチ』ってあったなぁ」と思ってボーッとしていたら、2Fに案内されました。階段を上がると明るい空間が広がっており、ピアノトリオのBGMとともにマダム達のおしゃべりが聞こえてきました。先客は、このマダムの3人グループにサラリーマン風の男性が1人。店員さんは、フロアに1人、1Fのキッチンには2人居ていずれも男性の方でした。
席数は、白いクロスの4人テーブル席が6つに2人テーブル席が4つ、1Fにはカウンタ―席が6~7席ほどですが、内装がなかなか和の感じです。
壁際に金魚の版画がずらっとあって、調べてみたら歌川国芳だとか。こだわりを感じます。
窓から陽が射し込んで明るい店内はくつろげる雰囲気です。
料理の印象記
オーダーから3分ほどで前菜がサーブされました。
冷菜が3種類(手前左から鶏のパテ・カポナータ・わかさぎのマリネ)に温菜が2種類(奥左からナポリのパンとソーセージ)。味のあるお皿で、眺めているだけでも楽しめます。
さて、まずはカポナータから。上品なお味で、さりげなくバルサミコ酢が効いています。わかさぎのマリネは酸味が控えめ。フルーツジュースが使われているような感じで、食べやすいです。鶏のパテは、上にかかっている粒胡椒と一緒にパクリ。パテの濃厚な旨味が広がった後、時間差で粒胡椒が効いてきて、後味がすっきりします。“粒”胡椒ゆえに、噛んでから辛さを感じるまでの時間差を計算しているのかと思いました。
ソーセージ(名前を失念)は、温かくてお肉をぎゅっと濃縮した感じの美味さ。香辛料も効いています。そしてパン。もっちもちのパンをちぎると海藻のようなものがたっぷり。店員さんに訊ねると、あおさ海苔入りとのことでした。食べるとほんのり塩気が効いています。お皿もそうですが、食材からも“和”を感じます。
この前菜たち、どれも凄く美味しくて感動しました。個々が主張し過ぎずに調和している感じです。そして、全部お箸で、気取らずにいただけます。そしてそして、酒が欲しくなります(笑)。もう完全に酒のターンです。しかし、午後も当然仕事なので必死に自重。
ゆっくりと味わった後、しばらくしてメインのパスタが登場です。
縮みほうれん草に小柱がいっぱーい♪いや凄くたくさん入っています。食べたい気持ちを抑えきれません。早速一口。
うん、スパゲッティはしっかりアルデンテ。トマトソースにアンチョビが効いていて、小柱・縮みほうれん草と渾然一体となって抜群のハーモニーを奏でます。美味しい♪
無言で最初から最後まで一気に食べてしまいました。お一人様だから大丈夫だけど。今度は女房連れて食べに来ようっと♪
サービス情報
・おしぼり:紙タイプ
・ランチタイムカード利用可
お店情報
店名 | いぞら |
営業時間 | 月~金 11:30~14:30(L.O.)/17:30~23:00(L.O.) 土 11:30~23:00(L.O.) 日・祝 11:30~21:30(L.O.) |
定休日 | 不定休 |
リンク | お店のサイト 食べログ 一休 (ネット予約可) |
住所 | 東京都中央区銀座6-3-14 |